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どう違う?青色申告と白色申告

公開日  最終更新日 2017/12/20 確定申告 919 views

shinkoku_otoku
確定申告には青色申告と白色申告があると知っていても具体的にどう違うかは「よくわからない」という人も少なくありません。

でもwebライターをはじめとしたフリーランスで働く人には青色申告と白色申告の違いは是非知っておいてほしいことなのでわかりやすくまとめました。

青色申告と白色申告の違い

青色申告と白色申告はどちらも確定申告ですが中身には違いがあります。

事前の届出

青色申告:要
白色申告:不要

青色申告を行う場合は事前に税務署へ行って届出をする必要があります。

白色申告は事前に届出も何らかの手続きも一切いりません。

記帳方法

青色申告:単式or複式簿記
白色申告:単式簿記

単式簿記は家計簿のようなシンプルな形式の帳簿で、複式簿記は専門的な知識を必要とする複雑な簿記です。

青色申告の場合はどちらかを選べます。

特別控除

青色申告:10万円or65万円
白色申告:なし

基礎控除38万円の他に受けられる控除です。

青色申告は単式簿記では10万円ですが、複式簿記をつけていると65万円もの特別控除を受けられます。

白色申告にはこの特別控除はありません。

減価償却の特例

青色申告:あり
白色申告:なし

仕事に必要なパソコンなどの備品を買った場合の話です。

確定申告では通常、1年以上利用する備品で10万円以上したものは使用する期間にわたって減価償却しなければなりません。

わかりやすい例を出しましょう。

例えば10年使う予定で10万円のカメラを買ったなら経費として計上できるのは1年につき1万円ということです。

でもそれがこの特例により、青色申告の場合は30万円未満のものなら全額その年の経費に計上できます(固定資産に限り、個数制限はなし、年間トータル300万円まで)。

白色申告にこの特例は適用されません。

赤字の繰り越し

青色申告:あり(3年)
白色申告:なし

青色申告では、赤字だった場合それを確定申告することによって向こう3年以内の所得から差し引くことができます。

白色申告では赤字を繰り越すことはできません。

一緒に働く家族へのお給料

青色申告:経費(専従者給与)
白色申告:経費ではない(専従者控除)

仕事を手伝ってもらう、帳簿づけをやってもらうなどして家族に給与を支払った場合の経理です。

青色申告ではその家族が働くようになってから2ヶ月以内に税務署へ届出を行うことで青色専従者給与として経費にできます。

白色申告では経費にできませんが、専従者控除と呼ばれる最大86万円の控除を受けることができます。

これが認められるには、支払う給与が業務に見合う金額であることや専従者としての仕事だけを行っているなどいくつか条件があります。

貸倒し引当金の利用

青色申告:できる
白色申告:できない

貸倒し引当金とは、売掛金が回収できなくなった場合を想定して未回収の売掛金の一部を経費に計上することです。

青色申告ではできますが、白色申告ではできません。

家事按分の利用

青色申告:できる
白色申告:使用率50%以上の場合のみできる

家事按分とは、自宅をオフィスにしている場合に仕事で使っているスペース分の家賃や水道光熱費を経費に計上することです。

青色申告では適切に区分できればすべてを家事按分できます。

白色申告では仕事に使っている割合が50%以上のものしか家事按分できません。

ちなみに持ち家の住宅ローンはどちらも家事按分できませんが、家屋の減価償却や固定資産税・住宅ローンの金利・火災保険料は家事按分できます。

推進課税

青色申告:受けない
白色申告:受けることがある

青色申告の場合は必ず帳簿調査に基づいて処分されますが、白色申告の場合は帳簿調査を行わず過去のデータなどから推計課税されることがあります。

更生の理由附記

青色申告:すべてあり
白色申告:不利益処分の場合のみあり

更生(税務署からの処分)の際に理由が提示されるかどうかという話です。

青色申告ではどの場合にも、白色申告では納税者(私たち側)に不利益のある処分が下される場合にだけ知らされます。

処分に不服がある場合

青色申告:異議申し立てor審査請求
白色申告:異議申し立て

白色申告ではまず税務署長への異議申し立てをするしかないのに対して青色申告では国税不服審判所に直接審査請求することもできます。

低価法の選択

青色申告:できる
白色申告:できない

※棚卸しに関することなのでwebライターなど在庫を抱えることのない人はスルーしてください。

通常は仕入れたときの価格から棚卸資産額を計上します(原価法)が、青色申告ではそれと棚卸しを行うときの時価とを比べて金額が低い方を選ぶ低価法を選択して確定申告することもできます。

準備金を経費に

青色申告:できる
白色申告:できない

青色申告では特定災害防止準備金や特別修繕準備金などを経費に計上できますが、白色申告ではできません。

所得税額の特別控除を経費に

青色申告:できる
白色申告:できない

青色申告では試験研究費やグリーン投資・特定機械装置の取得などを経費に計上できますが、白色申告ではできません。

青色申告と白色申告の違いまとめ

青色申告と白色申告には一般的にもよく知られていることからちょっとマニアックなことまで全部で14もの違いがありました。

webライターをはじめとしたフリーランスの人の中にも届出や帳簿づけが面倒だからと白色申告している人はけっこういますが、届出は1回出せば完了します。

帳簿づけも、自分でできない・やるのがイヤなら専門家などできる人に頼めばいいだけです。

今は会計ソフトも充実していて素人も簡単に帳簿がつけられます。

届出と帳簿づけ、この2つのハードルを越えるだけで受けられる控除や経費になるお金が大幅に増えます=税金が安くなります。

この事実を知ったらどちらで確定申告しようか?迷う必要ありませんね。

わかりにくい経費についてはこちらにまとめました。

フリーランスの確定申告で経費になるのはこういうもの一覧

フリーランスの確定申告について知りたい人はこちらも併せてお読みいただくとよりよく理解できると思います。

フリーランスの確定申告で確認すること必要なこと、用意するものetc.まとめ

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